2018年7月12日木曜日

プレースキック時の呼吸はラマーズ呼吸。

プレースキック時の呼吸はラマーズ呼吸。:
 ラマーズ呼吸とは産科医のラマーズが導入した出産時の呼吸法のことだ。ヒッ、ヒッ、フー、とオノマトペの方がわかりやすいだろう。
 フットボールとヒッ、ヒッ、フー。もちろん、冗談で言っているのではない。フットボールは極端に酸欠が発生するスポーツである。酸欠はまず内臓に影響を与える。スピードを挙げたタイミングで横腹が痛くなる原因の一つは酸欠である。運動において酸素は使用する部位に集中的に送られる。フットボールなら多くは下半身だ。接触に寛容な現代では上半身も使われるようになってきた。スプリント時には一時的に呼吸も止める。酸欠はますます深刻である。そこで運動中、体は内臓の機能を低下せざるを得ない。
 しかし、フットボールは試合が途切れることが多い。ファールはカードを二枚貰わなければ、何度でも可能で、プロになればプロフェショナル・ファールも多い。整える時間はある。そこで、プレースキック時のいっときにラマーズ呼吸で酸素供給の安定化を図るのだ。
 クリスティアーノ・ロナウドはフリーキックの場面で深い呼吸を何度も行う。彼は緊張してそれを行っているのではない、自分の息子にフリーキックを教えている場面の動画があるが、彼は明らかに大きく息を吸って、と指導にしている。
 ラマーズ呼吸で酸素供給を安定させればいいと書いてはいるが、要点は酸素を大きく吸い込む事だ、深呼吸を何回か行うなど、別の酸素強供給法があれば、それでもよい。ラマーズ呼吸で酸素を取り込む方法の出本は陸上の世界からだ。酸素が全身に行き渡れば、もちろん脳にも十分に行く。緊張や混乱からの脱出にも一役買うだろう。

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